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Princeton65 Mods 3 [Guitaramp]

シャシ材質は1.6mm厚のアルミニウムです。豪華!鉄シャシよりは高価なはずです。
このアルミシャシのおかげで、65Wのアンプにもかかわらず、大きなヒートシンクがありません。アルミシャシ全体がヒートシンクになっています。フェンダーのダイナタッチ・シリーズと呼ばれるアンプはみんな同じアルミシャシを採用しているようです。
鉄は蓄熱作用があるので、鉄シャシの場合、シャシ自体のコストは下がりますが、大型アンプでは大きなヒートシンクが必要になり、結局同じくらいのコストがかかります。

分解
まず、フロントパネルのノブを取り外します。引っこ抜けば取れます。
すると、ポットの軸の根本に黒いスペーサーが見えます。これを引っこ抜きます。
こういう、細かい部品はなくさないよう注意してください。無くすと、本当に大変です。
prnc65-o.JPG
次にフロントパネルのジャックのナットを緩めて、外します。

次に、正面から見て右側のワイヤリングが束になって、ごちゃごちゃしている部分に取りかかります。
prnc65-c.JPG
上から見たところです。

prnc65-d.JPG
右横から見たところです。

ここから先は、もう後戻りできない領域です。自信が無い人は、やめましょう。

この束になったワイヤリングは、それぞれがファストンクリップで基板と電源スイッチに接続されています。それを1本づつ、取り外します。
この時に、必ず絵を描いて記録していきます。クリップの位置、名前、電線の色など間違えないように、正確に記録します。
もし、Service Manualをダウンロードできれば、記録は不要です。しかし、記録を正確に取る習慣を付けると、だいたいどんなアンプでも、分解して元通りにするくらいの事はできるようになります。

まず、電線を束ねているインシュロック・タイをニッパで切ります。それから、絡まっている電線を整理して、手前から順にクリップを外していきます。
prnc65-l.JPG

パイロットランプは、リード線をつまんで、引っ張ると、ホルダーからLEDが出て来ます。はめ込み式になってます。
prnc65-m.JPG

電源スイッチの上側の端子、白と黒の2本、もクリップを抜きます。
基板上のスピーカー端子、白と黒の2本、もクリップを抜きます。
基板左側のリバーブ・タンクへのコネクタ、赤と白、も抜きます。
これで、基板上の全てのワイヤリングが外されました。

次に、シャシを裏返すと、3本のネジがあります。ヒートシンクを接着するネジです。これを緩めて、取り外します。
prnc65-f.JPG

シャシを再び表にして、基板を固定しているプラスネジを取り外します。全部取ると、基板は少しの力で簡単に動くようになります。
もし、びくともしない時はネジの取り忘れがないかよく確認してください。

電源トランスの下側、パワートランジスタの下に、ヒートシンクのアルミのブロックがあります。これをシャシ後方へずらすように移動すると、外れます。写真は基板を外した後のものです。このブロックが基板したにあります。
prnc65-q.JPG

注意して、基板を、フロントパネルから後ろに向かって押していくと、ポットの軸が、フロントパネル孔から外れます。この時に、基板上の部品が、電源トランスに引っかかる事がありますが、無理に押し込まないで、やさしく扱ってください。かと言って、ある程度の力は必要です。こつが要ります。

ポットの軸が、孔からはずれたら、基板を左方向へずらします。
prnc65-p.JPG

取り外した基板
prnc65-r.JPG

さあ、どうしましょ。
つづく
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