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Gauss Meter,Tesla Meter [Pickup]

ピックアップを作っていると、どうしても磁石の素性を知りたくなります。近頃ではアルニコの種類やら減磁とかいう処理も話題になっています。これらは感に頼るわけにはいきません。そこで磁力線を見るのがガウスメーターです。ガウスメーター(テスラメーターともいう)があると色々な現象を発見できます。
ネットでも色々売っていますが、1万円以下のガウスメーターと称しているものは磁石の強さは計れません。これらは、交流電界や交流磁界を計るもので、これは使えません。もし買うのであれば、直流磁界の2000ガウス(0.2テスラ)以上のレンジのものが必要です。昔は非常に高価で、会社でも中々触らせてくれませんでした。今でも数万円はすると思います。
そこで自作です。実は今から30年ほど前に秋月電子でガウスメーターのキットを売っていて、それを作った事が有ります。値段は2千円くらいでした。これは働くことはよく働いたのですが、取り扱いが不便だったのでじきに使わなくなりました。このキットは、今はもうありません。
すると、トランジスタ技術2003年6月号ビギナーズ・セクションという記事にガウスメーターが紹介されて、こいつを作って見ましたのが写真のこれです。
gmt9501b.JPG制作費は、忘れましたが、たぶん3千円より下です。これは素晴らしく、今でも現役で働いています。回路も構造も簡単で、多少の誤差や変動はありますが、ちゃんと実用になっています。ちょっと改良(改悪?)してあります。使用部品もホール素子以外は汎用品で、今でも作ることが可能です。
興味のある方は、トラ技のバックナンバーを国会図書館等で見てください。
うるさい方にはこんな自作品が使えるか?と言われそうですが、ちゃんと使えます。測定値はピップエレキバンで確認します。昔のですが、手持ちのものが800±50ガウスと書いてあるので、それを使います。なお、このアイデアは、先述の秋月電子のマニュアルにあったものです。このピップエレキバンを数個測定してだいたい800くらいのカウントなら良しとします。
gmt9501e.JPG
さて、これを使って色々調べます。
つづく

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