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Big Roller BR54 [Effects Pedal]

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2019年4月より発売しました、オーバードライブ Big Roller BR54 です。
始まり
チャンプというアンプはフェンダーアンプの中でも、技術的にも音的にも特別なアンプです。一番安い値段で入門者向けに販売されたにもかかわらず、その独特の個性のために、多くの有名なプレイヤーたちにスタジオで使われました。
50年代から70年くらいまでのチャンプの実力は、無歪み最大出力で3W程度ですが、これは1KHzにおける数値で、低音域ではもっと少なくなります。100Hzでは、1Wを超えたあたりで歪みが始まり、3Wではもう歪みの塊になります。この歪みは真空管アンプの特徴として巷でよく言われるソフトディストーションでは無く、くっきりとしたハードディストーションです。
この独特の歪みがチャンプの快感の大元です。おまけに、クリーントーンと歪みの境目が割とはっきりしていて、ギターのピッキングの強弱やボリウム操作だけで、クリーンと歪みを行ったり来たりできる自由な感じ。快感と自由さがロックンロールそのものです。
ツイード・チャンプから後の銀パネまで、この個性的な歪みがありますが、もっと広くいえば、グヤトーンやテスコ、エーストーンなどの昔の一番安い5極管シングル・アンプも同じ歪みを持っています。
いつかこの快感をペダルにしたいと思っていましたが、今回やっと実現しました。完璧に再現しています。この歪みは、オペアンプやダイオードでは作れません。Big Roller BR54 は、厳選した部品と特別にチューニングされた回路を採用して、5極管シングルの音を再現しました。

BIG Roller BR54 は自由なオーバードライブです。アンプとの相性も自由です。真空管アンプはもちろん、あの有名なトランジスタアンプにも良き助けとなるでしょう。音も自由、操作も簡単なので、リハ無しのセッションなどにも威力を発揮します。

さらに、Big Roller BR54 はエフェクトOFF時のバイパス回路に、バッファ・アンプを採用しました。2008年 TrickGain を発売以来、林クラフトのエフェクターは、全部トゥルーバイパスを採用してきましたが、今回からバッファード・バイパスを採用する事にしました。
このバッファ・アンプはいいです。もちろんこのバッファ・アンプには厳選したオペアンプを採用しました。ギターの音を色づけする事もなく、歪みもノイズも少ない理想的なバッファです。
ギターとアンプを繋ぐシールド線は、長くなると音が劣化します。昨今流行の高級シールド線も長くなれば音が劣化します。これを補完できるのがバッファです。バッファを使うことにより、ギターとエフェクターの間のシールド線の長さだけが音に影響しますが、エフェクターとアンプの間のシールド線の影響は無くなります。

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http://www002.upp.so-net.ne.jp/hayashi_craft/


タグ:BR54
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