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ACE TONE SA-3 その1 [Guitaramp]

 数年前にジャンクで入手したエーストーンSA-3です。値段はたしか3千円か4千円くらいだったと想います。ヤフオクの写真では美品に見えましたが、実物はたばこのヤニまみれで汚かったです。たぶん昔どこかのお店に置きっぱなしになっていたと思われます。まあ、ジャンクです。文句は言えません。何とか再生できると思います。
sa3-3.JPG
 余談ですが、だいたいジャンクなんていうのは高くても数千円が相応だと思います。ジャンク何万円なんてのをヤフオクで見ると、笑ってしまいます。動くか動かないか分からないもの、壊れているもの、明らかに修理するのに高額な費用が掛かるもの、なんてのは数万円の価値が有るんですかね?
 さて、いきなり電源を入れてはいけません。何時でも始めて見るアンプは用心します。それに電源プラグはひん曲がっていて、こんなのを家のコンセントに入れるのでさえ躊躇します。インプットジャックは錆びています。ここにシールド線のプラグを差し込むと、プラグの表面が傷だらけになります。スイッチクラフトも一発で劣化してしまいます。
 なにより、こんな古くて汚いアンプがいきなり良い音で鳴るわけがないです。それと、もし何かの問題が有って、電源を入れた事により重大な故障が発生する可能性もゼロでは無く、博打のようですが、それに当たっちゃった時は悲惨です。ですから、慌てずに、まずアンプの事をできる限り調べます。
 エーストーンSA-3が発売されたのは、たぶん1969年だと思います。間違ってたらごめんなさい。だいたいは合ってると思います。ローランドができる3年前というのは、何か象徴的でもあります。ちょうどこの頃、66年にはイギリスではマーシャル1987や1959が発売されて、ジミヘンも登場しています。
 そんな昔ですから、当然電解コンデンサは全部賞味期限切れです。インプットジャックは錆びてるし、電源プラグは曲がってるし、スピーカーのコーンには埃が積もってるし、アルミのツマミやプラスチックのグリルにはたばこのヤニが付着して黄ばんでいます。
 このアンプの回路図等の資料は何もありません。そこで、実物から回路を調べて回路図を書くことになります。最近のアンプでしたら、回路を調べるなんていうのはとんでもなく苦労します。不可能なアンプもあります。でも1969年くらいのアンプは、時間さえ掛ければ回路はほぼコピーできます。
 それでは、アンプを分解して回路を調べます。
つづく

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